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両備、台湾の高速充電EVバスを日本で独占販売

日本經濟新聞
2023年11月1日 19:24

契約した車種の1つ、マスター社の9メートル右ハンドルEVバス
 

両備ホールディングス(岡山市)は1日、台湾のバスメーカー、成運汽車製造有限公司(マスター・トランスポーテーション・バス・マニュファクチュアリング)と同社製の電気自動車(EV)バスを日本で独占販売する基本合意書を結んだと発表した。両備グループの路線バスにも順次導入しながら、2025年までに日本で1000台以上販売することを目指す。

マスター社のEVバスは高速充電が特長で、15分で電池の残量が20%から80%になるという。両備HDには整備士を抱える「テクノモビリティーカンパニー」がある。エンジン車を電気自動車に改造する「EVコンバージョン」などの事業も手がけており、その縁でマスター社との提携につながった。

両備HDの小嶋光信会長(右)とマスター社の呉定發董事長が調印した(1日、シェラトングランド台北ホテル)

マスター社からバスを輸入し、国内のバス会社に応じたカスタマイズをしたうえで販売する。まず24年初頭にモデル車両を輸入し、日本仕様に整備する手順を確認する。

日本ではEVバスは現在、中国の比亜迪(BYD)製が多くのシェアを占める。スタートアップのEVモーターズ・ジャパン(北九州市)のバスも走り始めている。

原文網址:
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC011210R01C23A1000000/